ノンフィクション作家で
『魂でもいいから、そばにいて 3・11後の霊体験を聞く』
を上梓した奥野修司氏。
東日本大震災で4人の家族を亡くされたある女性が、
「
今頃私たちはこの世
陛下が来られるまで、
もらえなかったんです」と。
あっ!
「誰からも声をかけてもらえなかった」って。
そんな残酷なことがあるだろうか。
しかし、
皇后陛下でさえ、
「ためらひつつ」とお詠みになったくらいだ。
被災者の悲しみと苦悩が深ければ深いほど、
しかし、
陛下が長年にわたり、ごく当たり前のようになさって来たことが、